11月の先生1

岸田整骨院 院長 
    岸田 義孝 先生                岸田整骨院ホームページはこちら

     野球肩(投球肩)
 野球、ソフトポール、テニスなどスポーツをおこなう上で肩ほどよく使用されている関節はなく、肩のスポーツ障害は膝の障害に次いで発生頻度が高いと言われています。
 特に野球は大人から子供まで親しまれているスポーツでありその競技動作(投球動作)において肩関節は非生理的な運動を強いられ、そのような運動を繰り返す事によって様々な障害をを引き起こします。
 広い意味での野球肩と言われているものの中には投球動作以外でも起き得る腱坂障害、上腕ニ頭筋長頭炎、動揺性肩関節炎など肩の各種疾患が含まれますが特にここでは投球動作でのみ発生する障害(ペンネット障害)と発育期特有の肩のスポーツ障害としての上腕骨近位 骨端線離間(リトルリーグ・ショルダー)を説明していきたいと思います。

  ベンネット障害 
 ペンネニット障害とは長い年月投球動作を繰り返す事によって上腕三頭筋肩関節後方の関節のふくろが過緊張し、肩関節を形成している肩甲骨臼蓋後上方に骨棘と言う軟骨が生じます。それが少しづつおおきくなる事によって上腕骨頭こ衝突したり腋窩神経を刺激したりします.(図−1)
 症状としてフォロースルー期に屑の後方に痛みが走ったり、大きくバックスイングをしたときにきゴリっと音がして肩が抜けたような状駅なり数日間痛みが持続するという事も起こってきます。
 治療としまとては軽症の場合投球を禁止し局所安静に努め経過を観察します。しかしそれでも頑固な疼痛の続くときは必要な場合において手術療法も考えられます。

  リトルリーグ・ショルター
 発育期には骨端線(骨瑞軟骨層)という骨の成長を司る軟骨層があります。リトルリーグ・ショルダーとはその軟骨層が閉鎖するまでの時期(8〜15歳くらい)に無理な投球動作を繰り乱行う事により徐々に骨端線が離開していく障害です。(図−2)
 症状は投球動作による肩痛が主ですが、痛みの場所は他の野球障害のように肩の前方または後方に限局しておらず骨瑞線全周にわたって痛みが存在します。又あらゆる方向の肩の運動で痛みが誘発されます。
 治療としましてはまず投球を禁止し、三角布・バンドによって3週間程度固定します。その後痛みが軽減すれば肩関節の正常な運動範囲の獲得を第一の目標とし徐々に筋カトレーニングを開始します・再発予防としては肩の痛み等あれば投球を中止させる、投球回数を制限させる、変化球を投げさせない等指導者の認識が必要となってきます。
(図−1)ペンネット障害
(図−2)リトルリーグ・ショルダー